『心の波立ちを制御することができたらヨガをしていることになる』
ヨガとはサンスクリット語の語源『yuj』から派生し『yoga』になりました。正しい読み方はヨガではなくヨーガ。”繋がる”という意味です。
『調和』と『心の作用の止滅』『コントロール』を意味します。
しかし、ヨガは10人10色で目的は何であるかはそれぞれで良い。ヨガを続けながら出てくる変化や気付きがあなたのヨガ。美容や健康に効果があるのはもちろんで見た目の変化は結果に過ぎない。
人生を通して自分自身を見つめられることがヨガなのです。
さて、心の作用とは一体なんでしょう?
心の作用には様々なレベルがある
・アハンカーラ(自我)→ 私という感じのこと
・ブッディ(覚)→ 知性、識別能力
・マナス(意)→ 欲望
マナス 良い匂いがしてきた・・・
ブッディ これはスイスチーズだぞ
アハンカーラ よし、それを食べなくちゃ!
この作用は一度に一つずつ起こるのですがあまりに早くて識別することはできないでしょう。これらの作用が〇〇したいを生み、チーズを食べることによって叶えられないと、心は安らかな状態に戻らない。
ということは、心は普段安らかな状態にあるということで”心の作用”があなたの平安を乱していることがわかる
私が好きな言葉がある。
『外界の全てがあなたの思考(想念)と心理的態度に基づいている。世界は自分自身の投影物だ。』
10年前に出て行った父親が帰ってきたとき、娘は『変な人がいる』と母に泣きつく。母は『この人はお父さんだよ』と言えば、娘は『お父さん!!』と喜ぶ。
”見知らぬ人”という想念を”お父さん”に変えただけのこと。
昨日は”恋人”だと思っていた人を今日は”みるのも嫌”かもしれない。このことを忘れなければ外界に重きを置かなくなるだろう。
ヨガを続けている方は心の作用に何度も気付く事がありますよね?
いかがでしたか?
自分自身の思考形態を制御する・理解することで外界に縛られることはない。アプローチの仕方によってそれを天国にも地獄にもする。ヨガが”心の作用の止滅”に基礎を置くのはそのため。
心をコントロールしよう。そうすれば何もかもコントロールしていることになる。
私も心についてたくさんの本を読んだりしました。
頭での理解と感じること(体感)では180度違います。大切なのは感じることです。心を知ることは自分を知ること。ヨガでの内観はたくさんの事をいつでも気づかせてくれるのです。
ぜひ、ヨガを体験してみてください♪